脇汗は日常生活に支障をきたす。
脇汗というのはもちろん、わきの下にかく汗のことです。
誰しもある程度の汗はかくでしょう。
しかしそれがあるレベルを超えたとき、
とても大きな 「 悩み 」 に変わるのです。
あまり汗をかかないタイプの人にとっては、
ちょっと汗っかきなだけでしょ?
そのくらいの認識かもしれません。
しかし脇汗で悩んでいる人の状況は、
想像のレベルをはるかに凌ぎます。
脇の下にできる大きな汗染みは、日常生活に支障をきたします。
着たい服だって着れません。
電車の吊革につかまるときや、手を上げるときだって躊躇します。
そしていつの間にか、脇の下の汗のことばかり意識してしまう、
「 脇汗中心 」 の生活になってしまう。
こういう悪循環に陥ります。
脇の下に汗をかくのは「心」のはたらき。
脇汗をかく原因は、基本的に精神的なものです。
家でリラックスしているときに、脇の下が汗でビッチョリという人はいません。
強いストレスを感じたり、
体や心が緊張状態にあるときに脇汗をかくのです。
ですから脇汗治療の基本は、
そういう 「 汗をかくメカニズム 」 を学び、適切な対策をとることです。
それが遠回りのように見えて、
一番安全で確かな方法です。
たとえば脇汗の治療として、
ボツリヌス菌を注入する 「 ボトックス注射 」 というのもあります。
ボツリヌス菌のもっている神経毒の作用によって、
強制的に汗を抑制するのですが、この効果も永久というわけではないですし、
結局のところ対症療法に過ぎません。
そのほかの治療としては、 「 ETS(交感神経切除手術)」 というのもあります。
これは発汗させる作用のある交感神経をブロックして汗を抑えようという治療です。
具体的には全身麻酔のもとで内視鏡手術を行って、
胸部交感神経を切断するという治療です。
このETS治療にしても術後の再発や代償性発汗、
副作用の報告などがあり、完全な方法とはいえません。
高い治療費を支払い、神経を切断するという治療をしたにもかかわらず、
脇汗が治らないばかりか、悪化してしまう場合すらあるのです。
脇汗治療の基本は、汗をかくメカニズムを知ることにある。
もう一度いいます。
脇汗治療の基本は「 汗をかくメカニズム 」 を学び、適切な対策をとること。
これに集約されるでしょう。
起きているときはもちろん、
寝ているときでも、何をしているときでも、
一日中脇汗をかき続けているというのでしたら、
おそらく体の臓器に問題があります。
でもほとんどの方は違うはずです。
お風呂上りにソファーでリラックスしているとき・・・
ベッドの上に横になってテレビを楽しんでいるとき・・・
脇汗をかいている人は少ないでしょう。
これこそが脇汗治療の重要なポイントといえます。
脇汗を抑えるたのめ対策が、
なにもボトックス注射やETS手術しかないわけではありません。
もっと根本的に、脇汗を抑えることが可能です。
だって汗をかかせているのは、
神経であり、その指示を出しているのは 「 脳 」 なのですから。
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